社会

ごちゃまぜ文化を是正しよう

日本は欧米と比べて全般的に「ごちゃごちゃ」しています。 それは街並みだけではなく、精神的な部分でもいえることです。 例えば、目的のごちゃまぜ。 最近話題なので例にとりますが、教室のエアコン設置の是非に関して「暑さに耐える訓練も必要」という議論…

なぜ地方は衰退するのか

地方の衰退が叫ばれるようになって久しいですが、各自治体が色々対策を打ち出しても地方から人口が流出する一方です。 原因はなんでしょうか? 私が思うに、一次産業と二次産業の衰退及び三次産業への偏重が原因と考えます。 そもそも、なぜ日本列島の津々浦…

働き方改革は自由の問題である

「働き方改革」は、長時間労働の是正や生産性向上の掛け声とともに推進されています。 基本的に間違ってはいないと思いますが、僕は少し違和感を持っています。 それは推進理由です。 健康、効率性、子育て、消費喚起等々ありますが、どれもこれもピンときま…

日本の世界における位置について

近代以降の世界は、政治体制にしろ経済体制にろ科学技術にしろ、欧米世界がベースとなっています。 さらに、冷戦崩壊以後は、アングロサクソン(英語を母語とする民族)的価値観が世界の趨勢となり、言語も英語が世界標準となっています。 さらには産業革命…

なぜ苦痛が神聖だと考えるのか

世の中には、苦痛を進んで受けようとすることを美徳とする風潮が一部にあります。 たとえば、「若いうちの苦労は買ってでもしろ」というような、概ね「苦痛を耐えることで成長する」という主旨の教えです。 もちろん、技術の向上には努力が必要ですが、努力…

日本人はかつて本当に世界一豊かだったのか

バブル崩壊以降、日本経済は「失われた30年」とも言われる長期間の低迷に苦しんでいます。 以前、YouTubeで元号が平成になった瞬間のニュース映像を見ましたが、アナウンサーが「世界に誇る豊かな日本!」と叫んでいました。 今となってはそういう勢いはあり…

大きな物語と小さな物語

宗教的価値や政治的価値(イデオロギー)など、社会全体を覆い尽くし、その動向を左右するような信念を「大きな物語」とします。 対して、個人個人の人生に焦点を当てた、個人的な生活を「小さな物語」とします。 基本的にはどちらの物語も歴史上並立してい…